ベリーダンスの魅力
ベリーダンスの起源は古く、紀元前にまで遡ります。発祥は中東とその周辺のアラブ文化圏。今では欧米やオセアニア、南米、アジア各国にまで広まり、それぞれの国の文化を取り入れてさらに発展を続けています。
日本には1980年のはじめに入り、1990年代後半から、ようやくプロのダンサーが誕生したり、ダンス教室が増えたりしていきました。最近ではダイエットやシェイプアップにつながると、注目が集まっています。
ベリーダンスのbellyとは「お腹」のこと。直訳すると「腹踊り」となりますが、ベリーダンスはお腹だけではなく、全身の筋肉をフルに使って踊る、とてもハードなダンスなのです。成熟した女性がもつ体の丸みやふくよかさを魅力的に表わした踊りで、その美しさや存在感は圧倒的です。
ベリーダンスの基本は頭を固定させた状態で首や肩、胸、お腹、腰の各部位をそれぞれ個々に回したり、くねらせたり、ふるわせたりして動かし、女性の体のしなやかさや大胆さなどを表現します。
普段は使わない、体の内側の筋肉を動かすので姿勢が正され、全身の血行もよくなります。血行がよくなれば、肌の調子もよくなりますので若さを保つ効果も期待できるかもしれませんね。
ベリーダンスは子どもから高齢者まで年齢を問わず、それぞれのスタイルで一生続けられるダンスです。
女性らしいボディラインをつくるには最適なベリーダンス。続けることによって自分らしい美しさを引き出すことができるようになるでしょう。
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男性のベリーダンサー
本来ベリーダンスは女性の踊りとされてきました。今でも一般的にはそうでしょう。しかし実は男性のベリーダンサーも世界各国で活躍しているのです。
1960〜1970年にかけて、アメリカで男性ダンサーによるベリーダンスがはじまりました。
女性とちがい、踊り方や振り付けのダイナミックさには目を見張るばかり。女性にはない力強さが感じられ、とても素晴らしいものです。有名な振付師は、その半数以上が男性だそうです。衣装なども女性とは当然ちがってきますが、最近では女性のダンス様式を取り入れて踊っているダンサーもみられるようになりました。
男性がベリーダンスをはじめるきっかけとして多いのが、身近な女性や家族が踊っているからということだそうです。もちろん男性が踊っても、腹筋やダイエット効果が得られるので健康面からいっても、ぜひお勧めしたいダンスです。
日本のベリーダンス教室でも男性を受け入れているところがありますから、興味のある方はぜひ覗いてみてください。
ベリーダンスに興味はあっても、実際に踊ることにはためらってしまう方。そんな方には楽器演奏はいかがでしょうか。日本にもタブラを教えてくれる教室が数多くありますし、ベリーダンスを踊る女性といっしょに楽しむこともできますよ。
逆にベリーダンスをはじめてから、音楽に興味が移ってしまい、ダンスをやめてタブラを習いはじめる女性も少なくないそうです。
ベリーダンスの魅力はダンスと音楽が一体となっているところにもありますから、どちらから興味をもって入っていっても、ベリーダンスの世界を楽しむことができるでしょう。
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世界中のベリーダンス・フェスティバル
世界各国で大人気のベリーダンス。当然、世界中でベリーダンスの大会が開催されています。
なかでも2000年からはじまった「カイロ・フェスティバル」は大きなイベントのひとつ。
毎年6月にカイロで開催され、世界中から2000人以上の参加者が集います。正式名称は「AHLAN WA SAHLAN(アハラン ワ サハラン)」。カイロのホテルが一つ丸ごと貸切られ、有名なダンサーによるワークショップが1週間にもわたって行われるのです。
「ラッカーサ」といわれるベリーダンス・フェスティバルは、年に2回アメリカで開催されるイベントです。春には「ウエスト」として西海岸のサンフランシスコで、秋には「イースト」として東海岸のフロリダで開かれ、日本を含むアメリカ国内外のダンサーが大勢集まります。
今流行っている最新のダンストレンドや衣装は、このイベントに参加すると一目瞭然だといわれています。
北欧のストックホルムで開催されるベリーダンスの大会は「ベリーダンス・フェスティバル」。毎年5月に開催されています。北欧は中東からの移民が多いので、ベリーダンスがとても盛んなのです。
日本でも「Belly Dance Summer Festival」など、ベリーダンスの大会が多く開催されています。
世界中からトップダンサーが集まるフェスティバルは、ダンス自体はもちろんのこと、衣装や楽曲など、それぞれ最新のスタイルを見ることができる楽しいお祭りです。
衣装に関しては見るだけではなく、その場で手に入れることもできます。ベリーダンスの本場アラブでは、日本では見られないめずらしい衣装が見つかるかもしれませんね。
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新しいスタイルのベリーダンス
アラブで生まれ、世界各国に広まったベリーダンス。それぞれの国の文化や風土を取り入れて、その国独自の新しいスタイルが確立されていきました。
現在、存在しているベリーダンスのスタイルをいつかご紹介しましょう。
● 「エジプシャン・スタイル」
本場エジプトで誕生したベリーダンスの代表的なスタイル。基本的にはひとりで踊ります。
あまり激しい動きはなく、完成されたテクニックで観客を惹きつけます。優雅できめ細かい踊りが特徴。曲調が静かめなので、激しい動きが少なく衣装は肌の露出が少ないものを身につけています。
● 「ターキッシュ・スタイル」
発祥地はトルコ。エジプシャン・スタイルとは対極をなす激しくダイナミックな動きが特徴的です。膝をついたり、寝転がったりする動きがあるので、肌を露出することが多い踊りです。
前述のエジプシャン・スタイルとターキッシュ・スタイルをあわせて「オリエンタル・スタイル」といいます。
● 「トライバル・スタイル」「ニューエイジフュージョン・スタイル」
発祥地はアメリカ。
「トライバル・スタイル」は西海岸ではじまった、集団で踊るダンスです。衣装や音楽に民族的な要素が取り入れられています。
「ニューエイジフュージョン・スタイル」はその名のとおり「融合」された踊り。中東の民族舞踊にジャズやヒップホップなど、本来はまったくちがうスタイルのダンスとミックスしてつくられました。
1990年代後半にはじまった比較的新しいダンススタイル。体にタトゥを入れたり、衣装には民族調のアンティークアクセサリーをたくさんあしらったりしています。
● 「ジプシー・スタイル」
ジプシーダンスをベースに、生活に根ざした独特の動きが特徴です。使われる曲ははジプシー音楽が多く、衣装はテンヤード・スカートといわれるロングスカートが主流です。
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4つに分類されるベリーダンス
世界各国に広まったベリーダンスは、現在エジプト系、トルコ系、トライバル系、ニューエイジ系の大きく4つに分けられます。
エジプト系とトルコ系は昔、宮廷でハーレムの女性が仕えている王様の前で踊っていたスタイル。エジプトでは今でも結婚式などのお祝いごとに、ベリーダンスは欠かせません。お腹や腰を振ったりくねらせたりするこのダンスは子孫繁栄につながると信じられているのです。
トライバル系とはジプシー系の民族舞踊のこと。西海岸が発祥の地で、アメリカ人がアラブの民族衣装やアクセサリーなどをまねて衣装とし、オリエンタルダンスをベースとした振り付けで踊ります。
ニューエイジ系は現代風にアメリカンナイズされた創作的な踊りです。
最近では、欧州や米国、日本でのベリーダンス人気が急速に高まっています。
ダンスそのものが覚えやすく楽しいこと、健康的でダイエット効果を期待できることなどがその理由のようです。しかも男性パートナーがいなくても、一人で気軽に踊ることができることもブームのきっかけとなったのでしょう。豪華な衣装も注目の的となっています。
また、昔に比べてベリーダンスに使われる音楽の選択肢も増えました。主流はアラビア音楽ですが、それに古典やフォーク、打ち込みによる音楽も加わりました。リズムもゆったりとしたものから、ジャズやポップスを取り入れたリズミカルなものまで、その音色や音感は多彩です。
さまざまな国の文化が入り混じって、これからもベリーダンスはどんどん発展していくことでしょう。
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